さちブログ

パニック障害、アスペルガー、場面緘黙を抱えながら、自己肯定感を持てるようになるまで綴るわたしの日記。

本を読みたいけど読めない時の対処法。

昨日は疲れて、いつにも増して、何もできませんでした。

ずっと寝てました。昼も夜も。

しんどい時くらい、本を読みたかったのですが‥‥

 

そういえは、前にも ちょっと書いたのですが、20代前半で「パニック障害」を発症してから、何故か本が読み辛くなりました。

40代になってからは、本を開いて、文字の羅列を見ただけで、「あ、無理。」と、そのまま閉じる事も、多くなりました。

素人なので よくは分からないのですが、ネットとかで調べた所、『脳疲労』の状態が、一番当てはまる感じです。

 

テレビは、いつも知りたい情報を提供してくれるワケではないし、声や効果音がうるさくて、ダメな時もあります。

ネットは、テレビでもそうですが、「人工の光」が辛くて、やはり しんどくなる時もあります。

 

そんな時でも、読書できる物を、数年間、色々試してみて、わたしに効果があったものを、紹介してみようと思います。

 

 

①「漫画」になっているものは、「漫画」から読む。

 

最近は、昔の文学作品や、過去にヒットした書籍を 漫画化したものがあるので、そこから読むのも手です。

文字で状況を説明する所を、絵だけで紹介してくれるので、割とすんなり読めます。

「歴史」なんかは、圧倒的にこれですね。

たとえ日本でも、超有名な「源氏物語」ですら、文字だけだと、わけ分かりません。

特にそれが「外国」にもなると、想像するのは 困難を極めます。

 

欠点としては、作者が描いているワケではないので、漫画家さんの表現方法によって、中身や作者の言いたい事が、すり替わられていたり、削られている事がある事ですね。

オタクの人なら分かると思いますが、漫画をアニメ化する時に、よく起こる現象と同じです。

 

わたしのオススメは学習漫画~歴史~】ですね。

色々な出版社から出ています。

これは小学生用ですか、かえって読みやすいです。

歴史は、本当に言葉だけでは、「想像」が難しいので、漫画から入るのが、一番です。

小学生の低学年の頃、母が全巻まとめて買ってくれて、面白くて読み倒したので、やがてやって来た「歴史」の授業は、これがベースになっていたので、バッチリでした。

 

 

②映画化されているものは、「映画」から観る。

 

「有名な文学作品なんだけど、長すぎて読めない。」という場合は、断然これです。

後、「リアリティ」でも、断然、漫画より分かりやすいのが いいですね。

当時の使っていた物とか服とか、ちゃんと再現してありますし。

 

欠点は、「2時間が辛い」のと、漫画と違って、「自分のペースで観れない」という点ですね。

後は、漫画と同じで、「原作と改変されている場合もある」という所です。

「子供の頃、テレビでやってたのを観て、嫌いだったけど、大人になって、原作を知ったら、凄くいい話だった。」という事もありました。

逆もありましたけど。

 

わたしがオススメする映画は、戦争と平和です。

オードリー・ヘップバーン』主演のヤツです。

この作品は、元が めちゃくちゃ長い上に、登場人物の数も半端なく、その上、「ナポレオンが侵略してきた時のロシア」という、想像が難しすぎる作品でしたので、普通に元気な人も、多分、難しいと思います。

それを、短いストーリーと限定された登場人物で、<ギュッ>としてくれています。

映画はよかったので、病気がよくなったら、是非、原作に挑戦してみたいと思いました。

 

 

③「児童書」から読む。

 

結構バカにできないのが「児童書」です。

大きい文字、簡潔なストーリー。読みやすいです。

最近は、有名な漫画家さんが 挿絵を描いたりもしています。

 

欠点としては、漫画の時にもあげた「子供用に改ざんされて、内容が別物」とか、

後は、そもそも、本屋や図書館の「児童所コーナー」に行きにくいという所ですかね。

男性は特に、難しいかと思います。こんな時、女性は便利ですね。

 

これは特にオススメの本とかはないんですけど、<オススメする時間帯>ならあります。

ずばり、<平日の昼間か夕方過ぎ>です。

何故なら、子供は、昼間は学校に行っているし、夕方になったら、お家に帰るからです。

昼間は、学校に行ってない小さなお子様がいる場合もありますが、夕食時には、お母さんが連れて帰るので、6時~8時には、ほぼいません。

わたしは女性ですが、それでも子供が沢山いると、子供が怖がるんじゃいかと、大きい体で、邪魔になっているんじゃないかと、子供の借りたい物を、先に借りてしまうのではないかと、気を使いますので。

 

 

④「ネット」で全文を見ておく。

 

もう少し言うと、「本の全文を、短くまとめてくれている記事を読む」という事です。

有名小説なら、「Wikipedia」で大体出てきます。

 

欠点としては、「思わぬネタバレ」を踏んでしまう所ですね。

普通の感動的なヒューマンストーリーかと思いきや、登場人物の一人が、実は意外な正体を隠してた、ホラー要素がある小説だったとか。

「えっ、最後、そうなるの!?  本で読みたかった~~~!」

となる時もあります。

推理小説なんか、わざわざ、犯人が書かれている場合もあります。

もう、自己責任で見るしかないです。

 

おすすめは、さっきも書きましたけどWikipediaです。

 

 

⑤「YouTube」で本を紹介してるチャンネルを観る。

 

「文字を読むのは 辛いけど、声なら、なんとか聞ける」という場合に 有効な方法です。

わたしは、パソコンの光がキツい時もありますから、目を瞑っていても、大体内容がわかる物がいいですね。

「これ、よさそうだな」と思ったら、目を開いて、真剣に観ます。

聞く元気は あまりないけど、観る元気があるという時は、下に字幕が出るものがいいですね。

やはり気になる内容だと思ったら、真剣に耳を傾けて聞きます。

※予め「字幕」機能をONにしておくのも手です。

ただし、「小さくて見にくい」や、「キチンと聞き取れてなくて、変な日本語になってる」という場合もあるので、気になる方は、注意です。

 

欠点は、もう「観てみるまでは、何が出てくるか分からない」という事ですね。

テレビでは、「NHKなら、取り敢えず安心だろう」とか、「民放でも、この時間帯なら、こういう感じかな?」という推測が、全く当てはまりませんから‥‥

 

そんな中で、わたしが 今の所、いいと思ったチャンネルは、

フェルミ漫画大学】と、中田敦彦YouTube大学】です。

 

フェルミ漫画大学』は、名前の通り、「漫画形式」です。

絵や、吹き出しの文字がある点が、分かりやすいですね。

後、「アニメ形式」も取られていて、動きませんが、

白黒ではなく、カラーな所や、セリフに、声優さんと思われる、演技の高いボイス付きなのも、観やすいポイントとなっています。

 

中田敦彦YouTube大学』は、芸人さんの「オリエンタルラジオ」の「あっちゃん」のチャンネルです。「武勇伝」とか「パーフェクトヒューマン」でヒットした方です。

いつも 本の紹介だけしてるワケでは ないのですが、芸人さんならではの、軽妙なトークやギャグ、たまに出て来る、本人の生々しい体験談などが面白いです。

字幕はないのですが、簡潔な内容と流れを、大きなホワイトボードに書いてくれています。

 

二つとも、テンションが違うので、

「今日はテンション高いのは辛いな‥」という時は『フェルミ漫画大学』を、

「今日は元気出したいので、明るめのヤツを!」という時は『中田敦彦YouTube大学』を観ています。

 

 

以上です。

今の所は、こんな感じですね‥‥

本に限った事ではないのですが、

『他者に迷惑が掛からなけれは、変なプライドを捨てて、スモールステップから始める』。

これにつきますね。