ここ一年程、たまに、「ピタッ」と動けなくなる事があります。
全く動けません。何の予兆もありません。
腕一本、指の関節すら、動かせません。
寝返りも打てません。
体の力が抜けるわけではないので、座ってたら、座ったままです。
そのまま倒れたりはしません。
倒れませんが、外出先は困ります。
「診察が終わって、椅子から立とうとしたら、立てなかった」事が、2回ありました。
後は、口や喉に力が入らないので、言葉が発せない時もあります。(場面緘黙ではない)
これは、あんまり困った事はありません。
眠たいワケでもないのに、まぶたが重くなって閉じて、そのまま、目を開けれなくなります。
動けない上に 見えなければ、何の暇つぶしもできなくなるので、困ります。
外出してる時は、もっと困ります。
でも一番困るのは、「呼吸ができなくなる事」です。命に関わります。
しかし、パニックになればなる程、動けません。
でも、考えてみれば、「手足を動かす」のは「脳」の役目ですが、「呼吸をする」のは、無意識の領域『自律神経』の働きなので、
「多分、自律神経が乱れてるんだな」
と思い、なる度に、よく観察をしてみました。
すると、「鼻がかゆい、頭がかゆい、虫刺されの所がかゆい」という時は、無意識にかいてます。
後、「同じ姿勢で疲れた」という時は、勝手に腕や脚の位置を変えたりしています。
「寝返り」も、同じ姿勢で痛くなって時は、勝手に反転してます。
「呼吸ができなくなった」時は、苦しくなって酸欠でクラクラしてきたら、勝手に「ハッ!」って吸ってます。
まあ、またできなくなって、これを繰り返すんですが‥‥
そして なんといっても、「お手洗いに行きたい!」という時は、
もれそうになる直前に「もうダメだ、もれる!」という思いで頭がいっぱいになると、
何故か勝手に立って、お手洗いから手洗い場への、一連の動きを済ませて 戻ってくるのです。
そして座ったら、また動けません。
なので今度は、
「動けなくなる前にしていた事、考えていた事」
を思い出してみました。
すると大体、
「嫌だけど、薬の時間だから、飲まなきゃ」とか、「そろそろお風呂入らないと」とか、「もうネット見るのやめて、寝ないと」とか、
直前に【~~しないと!】って思ってた事が判明しました。
で、やめてみました。
お風呂は、「入浴」を「シャワー」までレベルを落とします。
それでも 動けなければ、「入りたくなるまで、しばらく待ちます」。
それもできなければ、「入るのを諦めます」。
そうすると、大体 動けるようになります。
「ネットをやめて寝るのが嫌」な時は、完全に「人恋しい時」です。「誰かと繋がっていたい時」です。
人間は 太古から「群れで暮らすタイプ」の動物であった為、わたしみたいに「基本一人がいい」人でも、完全に一人だと、途端に不安が襲ってくるそうです。
なので、「電話を掛けます」。
動けなくて 掛けれない時は、動けるまで待ちます。
指一本でも動けせそうなら、ガラケーの折りたたんだ所に爪を差し込めれば、後は体重を掛けるだけで、開きます。そこまでくれば、予めセットしてた電話番号に、指一本で操作して、掛けるだけです。
声も出せない時は、電話の前に「しゃべれない こえがききたい」というメールを送っておきます。
※(指一本で打つのは大変なので、「最近多いな‥」と感じたら、予め打っておいたものを「保存メール」に入れておいて、後は送信するだけにしておく事もあります。)
相手の声を聞いても 話せるようにならない場合は、無言のまま切る事になりますが、
不審に思った相手は、大抵メールを確認してくれるので、向こうから掛けてくれるか、こっちから掛けても、事情を察して、何か話してくれます。
できれば、事前に相手に
「わたしからの無言電話が掛かってきた時は、話せなくて困っている時だから、話し掛けて。治り易いから」
と打ち明けておきます。
ただ、<よっぽど親しい関係>じゃないと無理なので、友達も恋人もいない独身一人暮らしのわたしは、《家族》に掛けています。
そして最後、「服薬」です。
毎日飲む『抗ウツ薬』は、「1回飲まない」くらい、大丈夫です。ほっておきます。
しかし、電話に誰も出なかった場合、この状況を打破する事ができるのは、「頓服を飲む」しかありません。
※寝れる場合は別。起きたら勝手に治ってます。
しかもこれは、「ガラケー」より、難易度か高いです。
まず最初は、《薬が手に取れない》問題です。
「ケータイは常に枕の横」に置いてますが、繊細で薄く、失くしやすい薬を、枕元には置けません。
万一破れて、中身が露出したら、衛生問題に関わります。
なので机の上に置いたり、布団の横の、小さな箱に入れたりしてみましたが、動けないので、取れません。
今のところ、「腕が動けるまで待つ」しかないです。
次に、薬を手にした後の、《錠剤の袋が破けない》問題です。
袋状になっている所と、固い錠剤のわずかな隙間に、爪が通りません。
これも今のところ、「手が動けるまで待つ」しかないです。
そして次が、一番の難問、《「こんなデカいもん、今のわたしに、飲み込めるか(怒)」》問題です。
「レンズ豆」くらいの大きさの安定剤が、この時は、飲み込めません。
そもそも、水もないですから、もっと無理です。
(ペットボトルを置いたとしても、開けられる握力がありません)
噛めばいいんですが、これ、「コーティング」は甘いんですが、「中身」は、超苦いんですよね‥‥
ビールも飲めないわたしには、強敵です。
でも、いつまでも舌の上に置いていたら、唾液で どんどん、コーティングが溶けていきます。
これに関しては、今のところ、
「とにかく酸っぱい物を思い浮かべて、唾液をなるべく早く溜め(気持ち悪くて飲み込んじゃうから)、溜まった所で頓服を放り込み、舌で、なるべく喉の近くまで押し込んだら、
『エイヤッ』と、気合を入れると、唾液が溜まった気持ち悪さも相まって、飲み込める」
という方法しかありません。
はっきり言って、喉に詰まった感触があります。
また、「何度も何度も、酸っぱい物を思い浮かべ、唾液を流し込む」を繰り返して、喉の違和感がなくなるまで、続けます。
そのうち、10~20分以内には、効いてきます。
そして動けるようになったら、念の為、水を飲んで、完全に流し込みます。
(意味があるかどうかは分かりませんが、気持ち悪いので)
スゴく疲れるので、なんか いい方法が欲しいです‥‥