さちブログ

パニック障害、アスペルガー、場面緘黙を抱えながら、自己肯定感を持てるようになるまで綴るわたしの日記。

生理前ウツになった

昨日から、『生理前ウツ』に入ったようだ。

 

早朝、目覚めてから、すこぶる精神が不安定だ。

 

 

まず、母の声で、ダメ出しが始まった。

 

わたしの部屋は、酷く散らかっている。無音なのに、目に騒々しい。

そして、掃除も料理もできなくなって、5年目経つ。

通ってた B型事業所も、職員のリーダーさんの不満で、やめてしまった。

 

それから、24時間、布団暮らしだ。

睡眠は勿論、食事も、パソコンも、机を置いて、ここで取る。

 

そんなわたしに、頭の中で母は、ダメ出しをしてくる。

これは、いつもは 出てこない症状なので、ケータイのカレンダーに入力している「生理予定日」をチェックする。

予定日4日前。生理まで、一週間くらい伸びる事もあるが、「高温期」の範囲には間違いないだろう。

 

 

精神科で一緒に出してもらっている、高温期ウツを和らげる「漢方薬」が苦いからと、飲んでおかなかったのを後悔しながら、楽になる為に、安定剤を飲む。

 

 

しばらくすると、声は無くなる。

 

 

寝れないので、パソコンでYouTubeを観たりする。

 

すると今度は、亡くなった筈の父の声が 聞こえたと、脳に命令が入る。

 

これは多分、小一の時、両親が離婚し、小二で、県外の 母の実家に引っ越して以来、父とも父方の祖父母とも、一度も会わなかったのが原因であると思われる。

 

 

脳は、数分置きに、

「父親が、『お前はダメな子で、家の恥晒しだから、今すぐにでも死ななければ、他人様に迷惑が掛かる』と言っている。」

と、電気信号を発して、連絡してくる。

電波なので、こんな長い文章でも、一瞬で届くが、一瞬で理解する事もできる。何故かは分からない。

 

数分繰り返してくるが、無視していると、今度は、

「父親が、『お前が死なないと、今お前がお世話になっている人、今後関わってくる人、みんなに迷惑が掛かるから、死になさい』と言っている」

と、繰り返し連絡してくる。

 

再び無視していると、今度は、

「父親が、『お前が生きている事によって、可愛くて優秀な弟が、迷惑を被っている』と言っている。」

と連絡してくる。

これには少し、動揺される。

 

すると畳みかけて、

「父親が、『お前は、子孫を残さなかった無能者だが、弟には、子供が一人いる。お前のせいで弟がダメになったら、その子もダメになる。お前が死ねば、子孫が生き残る確率が高くなる。』と言っている」

と連絡してくる。

 

 

いらない子』。

 

 

そう、わたしは とっくの昔から、『いらない子』だったのだ。

 

 

以前住んでいたあの家を、鮮明に思い出す。

 

体はここにあっても、精神は、場所も年齢も、小一の “あの頃” にタイムスリップしている。

 

あの家で、自分という存在は、如何に家族にとって『いらない子』であったか、思い出す。

 

そして、「家族はダメでも、他人なら」と、通った小学校で、同世代の他人にとっても、如何に邪魔で、『いらない子』であったか、思い出す。

 

 

そして、わたしは、あの家の、閉まった門の前に 立っている。

 

あの場所に 住んでいた時、一番鮮明に覚えている場面。

やっと 学校が終わって、帰って来れた 家の門の前で、

家の中に入るのも 恐ろしくて、入れなかった、あの時。

 

家の門の前に突っ立ったまま、動けず、

「学校にも家にも居場所がないなら、死ぬしかないな。」

と、初めて『死』を決断した場所。

 

ああ‥‥でも、その後、弟が、ドアから、走り出てきてのだ。満面の笑みで。

そして、その笑顔が、帰ってきたわたしに向けられたものだと分かって、わたしは死ぬのを、やめたのだ。

 

 

え‥‥?

 

 

でも、その数か月後、両親は離婚して、あの家からも、あの人達からも離れ、そして弟は、あの学校に行く事はなかった。

 

そして、現在、わたしは、20代で「パニック障害」を発症し、まともに働けなくなり、

40代で、全く働けなくなって、「発達障害」の検査を受けた所、

アスペルガー症候群による、現代社会及び人への適応障害」と診断され、

アスペルガーという、一生治らない先天性の脳の病気」と、いつ変わるか分からない、今の適応できない「現代社会」で、生き続ける事になった。

 

そして、もし未来に、アスペルガーが暮らしやすい社会に変わっても、その時わたしは、肉体的に介護が必要な老人だろう。

 

 

という事は、つまり、つまり‥‥‥

 

 

「お前は、あの時、既に、死んでも差し支えなかった人間なのだ。

 

いや、『生きる選択をした』からこそ、更に、迷惑になっているのだ。」

 

 

今度は、誰の言葉なのかは、分からない。

わたしは、いつの間にか、現在の自室に戻っている。

 

もう1錠、安定剤を飲もうかと思うが、動揺して 震えている体は、飲み込む力も、包装シートから、取り出す力さえもない。

 

 

時計を見たら、いつの間にか、朝の8時を過ぎている。

幸い日曜日なので、力の弱った手で、ケータイの履歴から、弟と母に電話する。

もう、現在の本人に直接聞くしかない。

 

 

電話して、泣きながら、話す。

そして、しばらくして、落ち着いて、電話を切り、安定剤を飲む。

 

 

昨日は、そんな繰り返し。